管理栄養士 中松 宏子
   
No004
 ●島らっきょうの料理   No004 09/1
  島らっきょう 方言名 ウッチョウ、ダッチョウ
島らっきょうの独特の刺激のある香りは好きな人にはたまらないものです。
辛味・香りの成分は硫黄化合物で、殺菌作用、動脈硬化予防の働きがあります。
加熱すると甘味が増加するのは玉ねぎと同じメルカプタンを生じるためです。又、微量成分のアイリン、アリシンに分解され、ビタミンB1と結合してアリチアミンを形成しビタミンB1の利用を高めます。疲労回復にも効果があります。
その他、食物繊維、亜鉛も含まれています。

←玉が細いのが特徴です。

らっきょうチャンプルー




●材料(4人分)
 らっきょう   150g
 塩         小½
ラード        大1
島豆腐        ¼丁 
かつお削り節     ¼C
しょうゆ       少々
●作り方
① らっきょうは薄皮を取り、タテに千切りにして塩をして、しんなりしたら水気をしぼる。
② 鍋にラードを熱し、水気を取った豆腐を手でちぎって入れ、アカヤチー(赤焼き)する。
③ ②に①のらっきょうをほぐして入れ強火で炒め合わせ、しょうゆで香りつけをする。
④ 仕上げにからいりしたかつお削り節を混ぜ合わせる。
  1人分 エネルギー150㎉ 塩分1.1g

らっきょう料理の定番チャンプルー
今回はらっきょうは塩をして水分をよく切り、島豆腐をアカヤチして、全体にカラット仕上げ、香り、歯ごたえを楽しみたいものです。

島らっきょう葉のヒラヤーチーと
ポーポー 





(市場入荷の様子1/17)

1束500グラム
1箱10~18束で出荷されています。

ヒラヤーチー
●材料  2人分
島らっきょう葉のヒラヤーチー
材料(4人分)
 小麦粉       C¾
 ベーキングパウダー 小1
 水         C1
 島らっきょうの葉  50~100g(好みに応じて)
 塩         小½

●作り方
① 小麦粉とベーキングパウダーはあわせてふるっておく。
② 水、島らっきょうの葉、塩をミキサーにかける。(らっきょう汁)
③ ①の小麦粉に②のらっきょう汁を少しづつ加え、泡立て器でよく混ぜる。
④ フライパンを火にかけ、油をしき③のタネを流し入れて全体にきれいにのばし、両面焼く。
⑤ 手前からくるくる巻く。


らっきょう葉はかたくてなかなか炒め物、煮物、漬物等には利用しにくいものですが、今回は水と合わせ、ミキサーにかけ青汁にして利用してみました。調味料は塩のみで、シンプルにしました。味、香りとも生きてます。他の野菜、萓草の葉・ニラ・サクナ等でもおすすめです。

ポーポー
●材料
(皮)
  小麦粉         C1
  ベーキングパウダー 小1
  水            C1
油みそ
サラダ油

●作り方
① 皮の材料の小麦粉とペーキングパウダーを合わせてふるっておく。
  小麦粉に分量の水を加え、泡立て器で混ぜ合わせ、ゆるいタネを作る。
② よくなれたフライパンを火にかけ、サラダ油を薄くしき①のタネを流しいれて、うすくのばし、こまかいちりめんじわができたら、裏返して色づかない程度に焼く。
③ ②をまな板に広げ、手前の¼位を折り曲げてその上に油みそを棒状にのせて、手前からゆるやかにくるくる巻く。

全量 エネルギー150㎉ 塩分0.8g