管理栄養士 中松 宏子
   
No008
 ●ナーベーラー(へちま)の料理   No008 09/05




ナーベーラー 和名=へちま、糸瓜 
            英名:sponge gourd 中国:洗鍋羅
原産地は、東南アジアで、中国、インドでは古くから栽培されているようです。日本では、沖縄、九州で野菜として用いられています。
ナーベーラーンブシーが糖尿病に有効という報告もありま
す。



ナーベーラーとトマトの
中華炒め





ナーベーラーとトマトの中華炒め

●材料(4人分)
ナーベーラー(へちま) 300g
トマト         200g
きくらげ         1枚
 合挽肉        150g
  (調味料)
    酒       小2
    ごま油     小2
    みりん     大1
    豆板醤     小1
炒め油        大1~大2
にんにく       1かけ
しょうが       1かけ
長ねぎ        5㎝
しょうゆ       大1 1/3
 片栗粉       大1
 水         大2

作り方
① ナーベーラーは、包丁のみねで皮をこそぎ、2~3㎝の輪切りにする。
② トマトはくし形に切り、きくらげは、いちょう切りにする。
③ にんにく、しょうが、長ねぎはみじん切りにする。
④ 合挽肉に調味料をよく混ぜ合わせておく。
⑤ 鍋を熱して炒め油を入れ、③を入れ、焦がさないように炒め、香りがでたら、④、ナーベーラー、トマト、きくらげを加え強火で炒める。水分(ドウジル)が出始めたら、少し火を弱め、ナーベーラーの果肉が透明になるまで煮る。
⑥ 仕上げに分量のしょうゆと水ときの片栗粉を加え混ぜながら煮返しをさせ、トロミをつける。
 (ポイント) 
ナーベーラーの水分を引き出し、片栗粉でとろみをつけます。濃度は、片栗粉の量で調整してください。
1人分 エネルギー170㎉ 食塩1.1g


ナーベーラーのスピード青仕立汁



ナーベーラーのスピード青仕立汁
●材料(4人分)
ナーベーラー(ヘチマ) 300g
むき枝豆         50g
かつお出し         C1
牛乳            C1
玉ねぎ         100g
バター           大1
塩             小3/4
こしょう          少々
白ワイン          大1
茹で人参(飾り用)    20g

作り方
① ナーベーラーは皮を包丁のミネでこそげ、ラップでくるみ、2~3ヶ所穴をあけレンジ強3~4分加熱する。
(中心までしんなりするまで)
 飾り用に薄い輪切りを12枚とる。残りは1㎝厚さに切る。
② ミキサーにナーベーラー、枝豆、かつお出し、牛乳を入れ、スイッチを入れる。
③ 玉ねぎを薄切りにして、レンジ強2~3分加熱する。
  鍋にバターを熱し、玉ねぎを炒める。
④ ③に②の青汁を少量ずつ注ぎよく混ぜる。沸騰まで強火、後は弱火で4~5分煮つめる。
⑤ 塩、こしょう、白ワインで調味する。
⑥ スープ皿に盛り付け、飾り用のナーベーラー、人参を飾る。

(ポイント)
 ナーベーラーと枝豆の色を生かして仕上げます。
強火で長時間煮込むと色が悪くなります。
出来上がった汁を冷蔵庫で冷やして、そのまま(ビシソワーズ風)食卓へ供するのもこれから夏にむけておすすめです。

1人分 エネルギー 110㎉ 塩分 1.1g