管理栄養士 中松 宏子
   
No009
 ●ゴーヤー(苦瓜)の料理   No009 2009/06




ゴーヤー  和 名:「苦瓜」「つるれいし」
         英 名:Bitter gourd 中国名:錦茘枝 涼瓜

夏真盛、ゴーヤーの出番です。近年「ゴーヤー」は全国的にも認知度が高くなりました。
あらためて、ゴーヤーの良さを認識し、暑くて長い沖縄の夏をのり切りましょう。
ゴーヤーは、ビタミンCが豊富で生でも良し、料理をしても割合安定しています。緑の濃いものは、カロチンを期待できます。苦味成分のモモルデシンが夏バテ予防に最適です。

ゴーヤーの中華丼





ゴーヤーの中華丼
●材料(4人分)
 米         C2
 水         C2
ゴーヤー     300g 
 牛肉      200g
 塩         小⅓ 
 酒         小2
 こしょう      少々
 ごま油       小1 
 片栗粉       小1
炒め油      大1~2
赤ピーマン      ¼個
黄ピーマン      ¼個
にんにく      1かけ
しょうが      1かけ
長ねぎ        5㎝
スープ        C1
 オイスターソース  大1
 豆鼓        大2
 豆板醤       小1
 砂糖        大1
 しょうゆ      大1
 酒         大1
 片栗粉       大½
 水         大2

●作り方
①ご飯は分量の米と水を炊飯器に入れ、普通に炊く。
②ゴーヤーは縦半分に切り、種とワタを取り、5㎜幅の斜め切
  りにする。固めに茹でておく。
③牛肉は5㎜幅の千切りにして、調味料と混ぜる。
④赤ピーマン、黄ピーマンも5㎜幅の千切りにする。
⑤にんにく、しょうが、長ねぎはみじん切りにする。
⑥調味料を合わせておく。
⑦炒め油を熱し、⑤、牛肉、ピーマン、ゴーヤーの順に炒め、 
  調味料、スープを入れ、全体に火が通ったら水溶きの片栗粉
  を入れとろみをつけ仕上げる。

 豆鼓
  大豆を発酵させて干した食品。色が黒い。日本の大徳寺納豆
  や、浜納豆に似ている。
 豆板醤
  ソラマメを原料とする中国の塩辛いみそに、唐辛子を入れた  
  もの。

ワンポイントアドバイス
色どりのよい料理は、栄養も豊富です。下ごしらえをしっかりすれば、まとめは簡単
おなじみのゴーヤーと野菜を中華風にまとめました。

1人分
 エネルギー 385㎉
 塩分    1.5g
 

ゴーヤージャム




ゴーヤージャム
●材料(4人分)

完熟ゴーヤー(冷凍)・・・・・・・・・・・・・・・600g
グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300g
すりおろしリンゴ・・・・・・・・・・・・・・・・1/2個分
レモン又はシークヮーサー汁・・・・・・C1/4
ペクチン(粉)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・C1/2

黄色の色とホロ苦さを生かして下さい。
うっかり取り残したゴーヤー、いつの間にか、熟した黄色いゴーヤーの特徴を生かした一品です。
保存料が入ってませんので、一週間位で食べ切って下さい。(要冷蔵保存)
パンやクラッカーに塗ったり、春巻きやしゅうまい、餃子の皮に芯にして、揚げたり、焼いたりもおすすめです。

①完熟ゴーヤーは、タテに2つ割りして、タネとワタを取り除き、冷凍しておく。

②ナベに①を入れ、弱火にかけ、ゴーヤーが煮くずれ、水分がでたら、さとうを加え、木杓で混ぜながら火を通す。途中ですりおろしたリンゴ、レモン汁を加え、さらに煮つめる(3分位)

③別ナベ(小さいもの)に水をC1/2入れペクチン(粉)をふり入れ、よくとかす。
  火にかけ混ぜながら、ふっとう直前まで加熱し、火から下ろす。

④ ②のゴーヤーの煮つめたものに、③のペクチン液を加え、さらに弱火で10分程火を通す。

※ ペクチンは各メーカーにより使用方法が異なりますの説明書をよく読んでください。