管理栄養士 中松 宏子
 

 
No025

 ●四角豆料理   No025  2010/11

四角豆(うりずん)  
方言:シカクマーミ 和名:四角豆、翼豆、ハネミササゲ
       英名:winged beans

 マダカスカル原産の多年草作物で「うりずん」とも呼ばれ市場に出まわっています。主に
若さやを利用します。タテに4つのヒダがあり、切り口(断面)が名前の由来になったよう
に翼のような四角形である。調理にその形も利用したいものです。味は淡白でクセがないの
で多方面に使えます。 



シカクマーミ・ウインナー・チーズの三色揚げ



シカクマーミ・ウインナー・チーズの三色揚げ

●材料(4人分)
四角豆        50g
チーズ(棒)     30g
ウインナー      30g
小麦粉      大2~大3
(材料にまぶすもの)
 --衣--
  卵         1個
  水         C¼
  塩         小½
  小麦粉       C1
揚げ油

作り方
① 四角豆はスジを取る。長いまま使う。

② チーズ(棒)、ウインナーはタテに2つに切り、小麦粉をまぶす。

③ 四角豆の周りに小麦粉をまぶし、②のチーズ、ウインナーを四角豆のヒダの浅い所に向
  き合わせはめこむ。

④ 卵を割りほぐし、水、塩を入れよく混ぜ、ふるった小麦粉を合わせる。

⑤ ③に④の衣をつけ熱した揚げ油で揚げる。(180度)

⑥ 切り口が見えるように横に切り盛りつける。

1人分
 エネルギー 150㎉ 塩分 1.1g
  

 


シカクマーミ・山芋・海老の
寒天寄せ





シカクマーミ・山芋・海老の寒天寄せ

●材料(4人分)
 海老          2尾
 塩           少々
 酒           少々
四角豆         50g
山芋         100g
 水           C¾
 粉寒天         大½
  (a)
  うす口しょうゆ    大½
  みりん        大½
  シークアーサー汁   大½

作り方
① 海老はカラ、尾、背ワタを取り、塩、酒をふりこみさっと茹でてあらみじん切りにする。

② 四角豆はサヤのスジを取る。熱湯に塩を少々入れ、茹でて水に取る。2㎜~3㎜の薄切
  りにする。

③ 山芋は皮をむき半量は2㎝~3㎝長さの千切りにして、残り半量はすりおろしておく。
  (山芋は空気にふらると酸化して変色するので切る、すりおろす直前まで酢水にさらし
  ておく。)

④ 鍋に分量の水と粉寒天を入れよく混ぜて火にかける。混ぜながら寒天を煮溶かす。
  (透明になるまで)

⑤ ④に①、②、③を入れ、全体にむらなく混ざるように、ていねいに木杓子で混ぜる。
  (a)の調味料も混ぜ合わせる。

⑥ とろみがついてきたら、火から下ろし、荒熱を取る。(ボールに水を張り、鍋ごと混ぜな
  がら熱を取る。)

⑦ 流し箱に流し入れ冷蔵庫で冷やし固める。

⑧ 冷えて固まったら流し箱から出し、食べやすい大きさにきり、盛り付ける。

1人分
 エネルギー 40㎉ 塩分 1.5g