管理栄養士 中松 宏子
 

 
 かんだばーを使った料理   No033  2011/7


カンダバー(いものかずら、葉、茎、つる) 
  和名:さつまいも葉、茎、つる
  別名:唐芋葉、茎、つる
      琉球芋、甘藷、八重山カンダバー
葉野菜、青野菜の少ない夏場、ニューフェイスとでも申しましょうか、従来のカンダバーのイメージに比べて葉の色が瑞々しく、スジッぽくなく茹でても色がきれいで、アク、クセがなく食べやすいカンダバーが見受けられるようになりました。栄養的にも食物繊維、カロテン、カルシウム、ビタミンB、ビタミンB2、ビタミンCを含みます。抗酸化作用物質の葉酸、ポリフェノールも期待できます。



カンダバーの
おかかちりめんまぶし





カンダバーのおかかちりめんまぶし
●材料(4人分)

カンダバー      200g
水煮黒豆        50g
水煮小豆        50g
しめじ        1パック
調味料
 |酢           大½
 |しょうゆ        大½
 |みりん         大½
削り節         20g
白す干         20g

作り方
① カンダバーは葉と茎に分け、別々に茹で、水に取り水気を取っておく。
(茎は食べやすい大きさに切る)
 しめじはさっと茹でる。

② 調味料を合わせ、酢じょうゆを作る。

③ 盛り付けの器に材料を盛り付け、酢じょうゆを全体にかける。

④ いただく時に、削り節、白す干を混ぜる。

1人分
エネルギー 98㎉ 塩分 2.5g 


カンダバーリゾット
(洋風カンダバー
ジューシー)




 


カンダバーリゾット(洋風カンダバージューシー)

●材料(4人分)

 カンダバー      300g
 塩            小1
パプリカ(赤)       ½個
(a) 水           C2
  コンソメ        1個
ごはん          4椀分
ピザチーズ        40g
(b) 卵           2個
  牛乳          C1
人参           15g
塩             小½
こしょう          少々

作り方
① カンダバーは葉と茎に分ける。
  熱湯に塩を入れ、茎を茹で冷水に取り、水気を取り2~3㎝長さに切る。
  茎を取り出した茹で汁を再沸騰させ、葉を1~2分茹でて、水に取り水気を取り、3~4㎝長さに切る。

② パプリカは皮を強火で焼き、薄皮を取って千切りにする。人参は茹でて、千切りにする。

③ (a)を沸騰させ、ごはんを入れしばらく煮る。(おかゆ状になるまで)

④ ピザチーズを加えチーズが溶けたら(b)の割りほぐした卵と牛乳を混ぜたものを静かに注ぎ、卵に火が通ったら、カンダバーとパプリカを加え全体に混ぜ、塩、こしょうで味を整える。

1人分
エネルギー 265㎉ 塩分 2g