管理栄養士 中松 宏子
 

 
 シブイ(冬瓜)を使った料理   No036  2011/11

シブイ(冬瓜)


冬瓜(シブイ) 別名:冬瓜(トウガン) 冬瓜(トウガ) 

冬瓜は夏に収穫しても翌年の3~4月頃まで貯蔵出来ることが、冬瓜の名の由来のようです。
 最近、店頭で目につくのが軽量(1~5kg)で形も扇形細長で皮の色は濃い緑色の冬瓜です。肉質は分厚く、しっかりしてます。小玉種:ヘルシーボール、姫冬瓜などと呼ばれています。
家庭では1個丸ごと買い求めて、複数の料理でその日で使いきることが出来るので重宝してます。
昔ながらの肉と汁物、煮物、酢の物におすすめです。
成分的には水分、カリウムを含んでます。利尿作用がありますので、健康な人はもとより糖尿病、高血圧の予防改善、むくみ解消にも効果があります。


冬瓜(しぶい)の
    肉詰野菜あんかけ



冬瓜(しぶい)の肉詰野菜あんかけ
●材料
冬瓜           600g
片栗粉           大1
(具の素材)
 鶏挽肉        200g
 たけのこ        50g
 干ししいたけ       2枚
 長ねぎ          5㎝
 しょうが         1かけ
 塩             小1/2
 酒             小1
 ごま油           小1
 片栗粉           大1
  
(あんの素材)
 かつおだし         C2
 ゆで人参         50g
 ゆで田芋         50g
 しめじ(湯通し)     50g
 塩             小1/4
 薄口しょうゆ        小1
 みりん           小2

さやいんげん(茹で)     20g
おろししょうが
作り方
① 冬瓜の下ごしらえ
冬瓜は、種とワタをくり抜き皮をむく。
鍋に冬瓜を切り口を上にして入れ、水を冬瓜の高さより、少し多めに入れ、20分位茹で、ザルに上げ水気をきる。
冬瓜の内側に片栗粉をまぶす。
② 具を作る。
たけのこ、水に戻したしいたけ、長ねぎ、しょうがをみじん切りにして、調味料と混ぜ合わせる。
③ ①の冬瓜の内側に②の具を詰める。
④ ③の冬瓜の肉詰を蒸す。(30分)
⑤ あんを作る。
かつおだしを沸騰させ、茹で人参、茹で田芋、しめじ、調味料を入れ2~3分、火を通す。仕上げに水溶きの片栗粉で濃度をつける。
茹でさやいんげも加え温める。
⑥ 盛り付け
皿に蒸した冬瓜の肉詰を盛り周りに、あんをかける。
おろししょうがを添える。
 
1人分
 エネルギー 175㎉ 塩分 2.1g



冬瓜(しぶい)の翡翠煮







 

冬瓜(しぶい)の翡翠煮

●材料
冬瓜            200g
 かつおだし          C1
 塩              小1/4
 薄口しょうゆ         小1
 みりん            小2

スヌイ           150g

(合わせ酢)
 酢             大2
 みりん           大2
 しょうゆ          大2
 砂糖            大½   
 かつおだし         大2
 塩             小1/4

萱草の花の酢漬け        4個
しょうが           15g

作り方
① 冬瓜は皮をむき、4つに切り分け、皮目に斜め格子に包丁を入れる。
かつおだしと調味料を合わせた中で冬瓜が柔らかくなるまで弱火で火を通す。柔らかくなったら冷ます。

② スヌイの酢の物を作る。
スヌイは2~3回、水を取りかえ、塩をぬく。
合わせ酢の調味料を合わせ、スヌイを漬ける。

③ 盛り付けの器に冬瓜の翡翠煮を盛り、周りにスヌイの酢の物、萱草の酢漬を飾る。

④ 冬瓜に大葉を敷き、おろししょうがを天盛りにする。

1人分
エネルギー 53㎉ 塩分 2.1g